ケアンズとアサートン高原でみられる野生動物

 

 

ロックワラビー・カンガルー ( ケアンズ熱気球ライド中に見られます!)

ケアンズでの熱気球ライドで一番印象に残ることといえば、オーストラリア北部の美しい景色が見られること、そして浮いている気球をかわいらしい顔をして見上げるロックワラビー(カンガルーの1種)が空中から発見できることでしょう。

飛行中によーく目を凝らして地上を探すと朝の澄み切った空気のなか、ロックワラビーたちが群れになって草を食べていたり元気よく草原を走りぬけて行く姿を発見できるはずです。野生のワラビーを飛行中の熱気球から見つけた時の感動は、経験した人にしかわからないものかもしれません。
アサートン高原・マリーバの地域で見られるワラビーはとてもユニークです。この地域の連なる山々の大自然のなかにワラビーは生息しています。また、オーストラリアの動物、ポッサム(フクロネズミ)、5種類のグライダー、エリマキトカゲやその他の珍しいトカゲ、亀やハリモグラ等もこの地域にみられる貴重な動物たちです。

マリーバ・ロックワラビーは、オーストラリア・クイーンズランド州の南東に生息するカンガルー系の1種です。飛行中の熱気球から野生のワラビーが見られる熱気球ライドはとても珍しく、みなさんの一生の思い出に残ること間違いないでしょう。

 

グリーン・ツリー・フロッグ (緑カエル)

大きな指とそのあいだの水かき、指先の吸盤、そして鮮やかな黄緑色が特徴のグリーン・ツリー・フロッグはホットエアーの熱気球が飛行するエリア全域で見られます。残念ながら気球から発見するには小さすぎるのですが、この地域の自然界のエコ・システムには欠かせない存在です。

毎年3月に繁殖が始まり、雄ガエルの交尾相手を探す低い鳴き声がいろいろな地域で鳴り響いているのが聞こえます。

この種のカエルは全長10センチほどにまで育ち、よく大きな葉の下に隠れるようにしているのを見られます。ただし、カモフラージュとして周りの色に自分の体の色をある程度変えられるため、近くでよく目を凝らして見ないと見つけられない場合もあります。茶色系の色から緑色に変えることができます。

クイーンズランド州北部の天候と気温のため、グリーンツリーフロッグはよく昼間は湿ったところに隠れる傾向があります。常に体の皮膚が湿った状態でないといけない為です。そのため、夜間にグリーンツリーフロッグを見つけられることの方が断然多いです。